それがどんな状況の中であれ
実際にはどんな現実の中にいるのであれ
人が
自分のありのままを
自分のいまというときを
それでも
幸せだと 思えるようになるには
それなりの人生の場面を超えてきているもの
超えてきて
長い道のりから
ようやく いま この場にたどりついて
しばし ほっとしているのかもしれない
・・・・・
そのとき
そこにたたずむ その人の背後にあるものなど
誰も知るよしもない
そこでようやく腰をおろしたその人が
ささやかな幸せに出逢うまでに
どんな大きな痛みや辛さや苦しみを ひとり乗り越えてきたのかなど
誰も知るよしもない
そこでほほえむその人が
いっそ死んでしまいたい! というところまで追い詰められていて
おかしな行為に走っていたことがあったことなど
誰も知るよしもない
みんなを笑わせ楽しませ励ましているその人が
ひとり泣き明かして 眠れぬ夜をいくつもいくつも越えてきたことなど
誰も知るよしもない
誰も 誰も 誰も 知らないんだ!
知っているようでいて
何も知らない
その人が
どんな人生と 心の歴史を抱えているのかということなど
・・・・・
そんなことを
ふと
思いやるとき
自然に 自然に 自然に
目の前にいるその人を 慈しまずにはいられなくなる
優しく包み込まずにはいられなくなる
幸せになれてよかったね♪と 祝福せずにはいられなくなる
幸せにたどり着くまでに
人は たくさんの場面を 乗り越えている
いいときも 悪いときも
ときには 逃げたくても逃げきれない中を
心から 血を流したりして
出逢いと別れと孤独をくりかえしたりして
・・・・・
乗り越えなくてはならないことは
たくさんあったんだ
でも
どれほどのことを乗り越えたのかは
本人は もう 忘れてしまっている
・・・ なにせ
必死だったからね
その人は
必死で生きていたから
目の前を 何が どれほど通り過ぎていったのかなど
もう 思い出せないんだ
心は いろんなものをみすぎたからね
忘れるのかな?
それとも 消したのかな?
いや
まだ 心の片隅で ときおりズキッとうずくものがあるけれど
ああ・・・・・
それでも 乗り越えて
人は
強くなる
いや 優しくなる
いや 涙もろくなる
いや やっぱり たくましい?
でも ちょっぴり 弱い
ポロリと 涙が流れるのは
もう すべてが過去になった 安堵から!?
・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
乗り越えよう
これからだって
何があっても
生きていこう
死ぬまで生きるためにも
この自分の人生を
乗り越えたあと
乗り越えた人だけが受け取れる
奇跡がちゃんと そこにあるから☆
ミラクルハッピー 佳川 奈未
「まだ 乗り越えかけている途中・・・」
そのときが
一番辛いのかもしれない
でも
そのときが
一番 神様に出逢いやすいとき























